mimetoha ~自分を好きになろう~

自分を好きになって楽しく生きてください

2024年4月7日 京阪京津線→石山坂本線→石山寺→信楽

別に遠くに行かなくても近場も行ってないところいっぱいあるよね?住んでる京都市なんて世界的観光地やし。と最近思い始め、日常生活の中でお出かけ案を考えていると信楽高原鐵道って乗ったことないよね。と思いつき、なんかお得なきっぷはないかと調べてみると「びわこ京阪奈線フリーキップ」近江鉄道も含めて1050円で乗り放題というのがある!破格に安い!現地までのアプローチを大変永らく乗っていない京阪京津線を絡めてYahoo!路線で何気なく検索してみると✨石山寺信楽 バス✨が出てきた。「なにこれ?」と深堀りすると『甲賀市コミュニティバス朝宮線』なるものらしい。乗ってみたい!ということでいざ出発!

超久しぶりの東西線

さらに久しぶりの京阪京津線

浜大津行の京阪車はクロスシート付き!

途中クネクネしながら峠を登って降りてびわ浜大津に到着。なかなか楽しかった

びわ浜大津で乗り換えた石山坂本線の車内

石山寺に到着

石山寺拝観の前に駅前の道路を渡って信楽行きのバス停を見ておく。あれ?土日祝の信楽行きがない!(それ以前にバス停が甲賀市コミュニティバスのものではないがこれだと何となくわかる)

念のため駅前の方も確認。あった!信楽と方向逆やのにどうやって行くんやろう?

バス停の場所とバスがあることを確認できたので石山寺へ向かう。勝手に駅の隣に在るのかと思ったが寺まで約1キロあるらしい

参道(車道の横)を進む。瀬田川沿いは満開の桜だらけ

結構人がいる!

門を通って奥へ進む

拝観は無料と下調べしたが、奥へ進むと料金所があった。人が予想以上に多いので入るのはやめておく。

石山寺が不発に終わったのでお昼ごはん処をGoogleMapで探す。すると石山寺駅付近に「薬膳館 茶館喫茶去」という興味をそそるお店を発見!躊躇なく向かう。

予約客が圧倒的に多いようだが運良く座敷席に案内してもらえた。漏れ聞こえた話では今日はいつもよりお客が多いそう

赤米粥

杏仁豆腐

茶王をオーダー。赤米粥は陳皮が効いており、杏仁豆腐はまろやかで優しく、茶王は色が薄いもののしっかり味があり香りが上品で女王という感じ。いずれもクセがなく美味。茶王はお湯のおかわりができない飲み切りの650円をオーダーしたが結構な量がある。ポットの紅茶を飲み切るとその後絶え間なくトイレのお世話になるが美味しいので飲み切ってしまった。これが後の悲劇を招くことに…

店の玄関前の風景。天気も気温もベストで美しい!

公園の桜も満開!バスに乗る直前にこの裏にあるトイレで水分を出し切る。

車道に出るとお目当て信楽行きがいた!

これを撮影後「ここから信楽行きなんて出てるんや」という声が聞こえた

ミニ観光バスタイプでリクライニングシート、後ろはサロン風となかなか豪華この後、運転手に信楽までいくらですか?と尋ねると「なんて?」という返事、質問を繰り返し「300円」と帰ってきた。昭和のバス・タクシーの接客はそんなもんだったがそれから進化していない模様。まあ空気輸送のつもりだったので内心舌打ちしているのだろう。

信楽行きは私一人を乗せて定刻通りに出発。信楽と反対方向に少し進んで右折。名神沿いの小道に入ってまたすぐに右折して信楽方向に向きを直し、瀬田川の流れとともに南下。最初に確認したバス停前や石山寺山門前、南郷公園を順調に通過していくが、10分くらい経ったところでかすかに尿意を覚える。運転席直後の見晴らしの良いリクライニングシートでのんびり過ごせるところに尿意が忍び寄る。尿意は時間に比例して増して行き景色どころではなくなってくる。終点まで25分くらいのところでマジでヤバくなってきたので運転手にトイレ休憩を申し出るが「ないですよ」とあっさり断られる。その後「どうしても我慢できませんか?」と尋ねられたがもう運転手に対して諦めの気持ちがあったので『何とか我慢します』と返す。終点まで10分のところで本当の限界を迎えたため降車ボタンを使わず「もう次で降りますわ」と申し出る。降りて尿意の難からは逃れたが「ここどこやねん」。バス停を見ると杉山口らしい。「知らんけど…」

時刻表を確認すると1時間半後に信楽行きがある。さらに路線図を確認すると2つ先の中野口で路線が増えている。別路線のバスが来るかもという期待と待ち時間が長いのとでYahoo!で調べず中野口まで歩いてみる。中野口に着いて時刻表を確認すると期待した本数の増加はなかった…。

それでもこの過疎路線で1時間半後にあるのはなかなかラッキーな方で中野口はベンチもあり近くにセブイレもありと恵まれている(尿意に負けた時点でアンラッキーなのだが…)。暇なのでブログに今日撮った写真をアップし、少し文章も書いてみる。しかし明るすぎてスマホの画面が見にくいため、めっちゃ首と肩が疲れて凝りが湧いてくる。途中で反対方向行きのバスが着いて運転手(さっきのとは違う)が運転席の窓から乗らなくて良いか尋ねてくれる。「信楽行きに乗ります」「このバスが折り返すだけなのでしばらく掛かりますよ」「わかりました」と会話を交わした後バスが去っていく。接客に違和感のないこの運転手が石山寺発の運転手ならおそらくトイレ休憩は何とかしてくれたと思われ「どうしても我慢できませんか?」と聞かれたら「はい」と言っていたことだろう。また尿意をもよおしたためセブイレへ向かう。田舎のコンビニはどこもオアシス的存在であるがここも例外ではなく国道沿いのためライダーの聖地のごとくバイクが多い。バス停に戻り先ほどの折り返しバスにようやく乗車、今度は無事に過ごせて10分程で信楽駅1つ前の信楽地域市民センターに到着。GoogleMap高評価カフェのマルポタ舎へ向かう。メインの陶器販売店?の横にある入口が少々わかりづらいが扉を開けてみる。待ちを覚悟していたが幸い空きがありすぐに案内してもらえた。店内はオシャレだがホールのおばあちゃんが年齢関係なしに「お兄ちゃん、お姉ちゃん」というスタイルの接客で雰囲気に合っているとは言えないが嫌な感じはしない。むしろファンがついているくらいでランチしてまた戻って来ている人が複数いた。スイーツ棚にはシフォンケーキやショートケーキたちが並んでおり自然と現物を見てどれにしようか決める流れとなる。結果自家製プリンとホットコーヒーをオーダー。コーヒーはちゃんとドリップしてくれている模様。程なくオーダーの品が運ばれてきた。

当然といえば当然たがどれも信楽焼きであろう器で美しい。プリンはカラメルソースが枡からこぼれた日本酒のごとく溢れている。実飲、実食してみるとコーヒーは万人受けしそうなクセのないバランスの取れたテイスト、プリンは本体がちょっと硬めで甘さに品がありカラメルはサラサラで苦過ぎず甘過ぎずで本体と非常にバランスが取れている。そりゃあ高評価になるわな。と納得。本来なら読書して長居したいところだがまだ信楽を全く見ていないので完食したらすぐに出発する。

次に向かったのは降りたバス停前、歩いて3分程の信楽焼ミュージアム。入館無料で築浅なのかとてもきれい。信楽焼のことが一とおりわかる。

駅弁用のお茶を入れる汽車土瓶

地雷や手榴弾

ダイハツミゼット

有料クオリティで見終わるのに1時間程掛かった

いよいよ信楽駅に向かう。これも歩いて3分程。道中の工場?

駅前通

信楽高原鐵道の本当の終点

桜満開の信楽駅

信楽駅舎内

あえて窓口で硬券を購入

駅標名板は撮影スポット

満開の桜と狸がずらり

満開の桜と忍列車

信楽↔貴生川のサボが渋い

車内

貴生川に到着

この後京都行き直通に乗る。マスクが合わなかったせいかバッグを掛け疲れたのかわからないが首と肩がものすごく凝っているので、京都駅のリフレでヘッド&ショルダー30分を予約し石山で新快速に乗換え京都伊勢丹の9階へ行く。リフレで軽いカウンセリングを受けた結果リラクシングヘッド40分に変更して施術を受ける。あれだけ凝りがひどかったのに途中で寝てしまい最後はほとんど起こされて終了。首肩よりも頭皮がめっちゃ硬かったらしい…。おかげでラクになった。その後は京都駅ホームに直行し最寄り駅の桂川へ。無事に帰宅した。

尿意事件や信楽焼ミュージアムが良かったため近江鉄道にも乗れず近江鉄道沿線のカフェには行けなかったが忘れられない1日となった。もう次どこ行こうかと考えている自分がいる。